- プロレスラーの声がガラガラな理由を知りたい…
- テレビで観る天龍さんや本間選手がスゴイ声だったので…
- 他にもガラガラ声のプロレスラーいるのか知りたい…
このような質問にお答えします。
- ガラガラ声の原因がわかる
- ガラガラ声で有名なレスラーがわかる
ガラガラ声になってしまう原因
試合中の喉へのダメージ
プロレスラーがガラガラ声になってしまうのは、試合中の喉へのダメージが原因です。また、年間試合数が多いことも関係があるようです。
◎プロレスラーの声がガラガラになってしまう理由
- 喉周辺への打撃技が多い
- 試合数が多くダメージを回復できない
順に解説します。
喉周辺への打撃技が多い
プロレスには多くの打撃技があります。その中でも胸や首を攻撃する打撃技であるラリアット、キック、チョップの威力は強烈です。
喉は急所なので本来は狙うことは有りません。ただ、アクシデントで喉に当たってしまうことはあります。
首なら鍛えることはできますが、喉を鍛えることはできません。そのため大きなダメージを負ってしまうことになります。
喉に直接当たらなくても胸板へのチョップやキックも喉に響きます。
打撃技が喉に与える影響
喉の周辺には声帯の開け閉めをコントロールする反回神経があります。
この反回神経がダメージを受けると声帯を上手く開閉できなくなってしまいます。
その結果、声がかすれたりしゃがれた声になってしまうのです。
つまり、プロレスという競技は声がガラガラになってしまうリスクが高いのです。
試合数が多くダメージを回復できない
有名なプロレス団体の年間試合数はかなり多くなっています。2019年の試合数を調べてみました。
- ドラゴンゲート…約170試合
- 新日本プロレス…約150試合
最も多いドラゴンゲートは年間に約170試合です。2日に1試合という驚異的なペース試合をこなしています。
新日本プロレスは年間に約150試合なので2.5日に1試合ペースになります。
試合のない日はオフではなく、移動日、プロモーション、練習などに当てられます。
ゆっくり休める時間が少なく試合中に負ったダメージを回復できないまま次の試合に出ることになります。
この様な状態が続くと完治が遅れたり悪化してしまうことが考えられます。
天龍さん、本間選手の場合
ガラガラ声で有名なプロレスラーと言えば、天龍さんと本間選手が浮かびます。
実は2人ともインタビューの中で「ラリアットを喉に受けてガラガラ声になってしまった」と答えています。
もちろん、答えている声がガラガラなので、聞き取る方も大変だと思います(笑)。
天龍源一郎さんの場合
天龍さん自身がテレビでガラガラ声になったエピソードを語っています。
全日本プロレスに在籍している時に、スタン・ハンセンと長州力のラリアットを受けて喉が潰れたそうです。
天龍さん曰く、「バックドロップやキックなども喉へのダメージを感じていた」とのことです。
また、天龍さんは現役時代から酒を豪快に飲むイメージがあります。酒量もあの声に関係があるのかもしれません。
◎天龍源一郎のJリーグサッカー実況(外国籍スーパースター編)
本間朋晃選手の場合
本間選手もZERO-1 MAXの時(現ZERO1)に対戦選手のラリアットで声帯が潰れたと語っています。
今となっては想像できませんが若い頃の本間選手は声はいたって普通でした。大日本プロレス在籍時のインタビューは普通に話しています
◎ガサガサ声の実況もラスト。本間朋晃のワンピース実況
この2人に共通するのはラリアットやチョップなどの打撃技が多いファイトスタイルだという点です。
自分から仕掛けることも多く、打撃技の撃ち合いになると相手の技を受ける機会も多くなりダメージが蓄積してしまうのでしょう。
ガラガラ声のプロレスラー(動画あり)
実はガラガラ声のプロレスラーは多い
天龍、本間以外にもガラガラ声(しゃがれた声)のプロレスラーは数多くいます。
- 金本浩二選手(フリー)
- 佐藤耕平選手(ZERO1)
- 関本大介選手(大日本プロレス)
- しゃちほこマシーン(DRAGON GATE)
金本浩二選手
金本浩二選手は新日本プロレス時代に受けたラリアットが原因で声が潰れてしまったようです。
金本選手の場合、ガラガラ声というよりもカスカス声という方が合っているのかも知れません。
◎大先輩 アントニオ猪木さん、武藤敬司さん お二人との思い出 金本浩二
佐藤耕平選手
佐藤耕平選手はドスの利いたガラガラ声です。
佐藤選手は193cmの高身長。このデカさとガラガラ声、そしてあの風貌。迫力満点です。
◎2.26新宿 佐藤耕平 vs 橋本和樹
しゃちほこマシーン選手
しゃちほこマシーン選手は、ドン・フジイ選手の攻撃がが原因と語っています。
ラリアット説と喉輪説があるようです。声が詰まっているような感じがします。
◎Dragon Gate Studio “PRIME ZONE Vol.67” ダイジェスト
関本大介選手
大日本プロレスの関本大介選手は2つの動画でガラガラ声になる以前と以後を比較できます。
2013年の動画ではごく普通に話しているのですが、2016年の動画ではガラガラ&カスカス声になっています。この間の試合でダメージを受けたのでしょう。
本人曰く、「ラリアットが原因で声帯が引っ込み声がガラガラになってしまった」とのこと。
◎12.29後楽園 ストロング選手権 関本大介vs佐藤耕平
この時は普通に話しています。
◎【筋肉がみたい】ヤバイ!ゴリゴリの筋肉をみた!【プロレスラー】
声が激変しています。聞いているだけで喉が痛くなりそうです。
ガラガラ声と滑舌が悪いのは違う
テレビのバラエティー番組に滑舌が悪いプロレスラーとして長州さんと天龍さんがよく出演しています。
「話を聞き取りにくい=活舌が悪い」とひと括りにされがちだけど活舌が悪いのとガラガラ声は違うと思っています。
この2人の場合だと「天龍さんはガラガラ声」、「長州さんは滑舌が悪い」に分類されると思います。
他のプロレスラーも含めて分類してみました。
- ガラガラ声(カスカス声)…天龍源一郎さん、本間朋晃選手、金本浩二選手
- 滑舌が悪い…長州力さん、藤波辰爾選手、前田日明さん
- 聞き取りやすいし話もうまい…ライガーさん、真壁刀義選手、ミラノコレクションATさん
どうでしょうか。
活舌が悪いプロレスラーのことは【滑舌の悪いプロレスラー】トップ3は昭和のレジェント【動画あり】に書いています。
プロレスは相手の技を真正面から受けるハードなスポーツです。肉体へのダメージは尋常ではない筈です。
声がガラガラになってしまうぐらいまで体を張ってファンに感動を与えてくれています。
プロレスラーの方々には感謝の気持ちしかありません。
「いつもありがとうございます。くれぐれもお体はご大事に。」