【タランチュラの毒】実はミツバチよりも弱い【ただし、危険性もあります】

【PR】

質問者

タランチュラの毒って、実は弱いらしい…。

けど、タランチュラは猛毒で噛まれると、死ぬイメージがある…。

本当はどっちなんだろう?

 

こういった疑問や不安に応える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

この記事の内容
  • タランチュラの毒の強さがわかる
  • 噛まれた時の対処方法がわかる
  • 「タランチュラ=猛毒」のイメージがある理由がわかる

タランチュラの毒は、弱いです。ミツバチの毒よりも。

けど、タランチュラって、猛毒のイメージがありますよね。

どうしてなんでしょうか?

このギャップが生じた理由を調べてみました。知っているとちょっと自慢できる知識です。

タランチュラの毒について知りたい方は、ぜひ最後まで読んでください。

【タランチュラの毒】実はミツバチよりも弱い【ただし、危険性もあります】

【タランチュラの毒】実はミツバチよりも弱い【ただし、危険性もあります】

タランチュラの毒は弱いです。人間には。

壊血性の毒で、成分はタランチュラトキシン。人間には作用しない毒です。

嚙まれると牙から毒が注入されます。患部が少し炎症を起こすぐらいで、毒で死ぬことはありません。

過去の死亡例もなし。血清も無いくらいです。

 

噛まれたら、かなり痛い

タランチュラに噛まれると、かなり痛いです

タランチュラには、2本の鋭い牙があるからです。噛む力も強く、プラスチックを貫通するぐらいの威力があります。

毒は弱いですが、強い力で牙が突き刺さるので、かなり痛いです。

弱い毒でも油断できない【危険性あり】

タランチュラに噛まれると、毒よりもアレルギーによるアナフィラキシーショックが危険です。

毎年、10~20人ほど、蜂などの毒によるアナフィラキシーショックで、死亡しています。

タランチュラに噛まれると、大量の汗、呼吸があらい、ドキドキする、血圧の低下、吐き気、意識が朦朧とする場合があります。

もし噛まれたら、安静にして様子を見てください。

体調が急変した場合は、すぐに救急車の手配を。

タランチュラに噛まれた時の対処方法

タランチュラに噛まれたら、患部を水洗いします。

人間に作用しない毒ですが、念のために洗い流して、清潔にします。

保冷剤や氷を患部に当てて冷やすと、痛みが和らぎます。

タランチュラは刺激毛が危険

タランチュラは嚙みつき以外にも、刺激毛で攻撃をしてきます。

身の危険を感じた時、腹部の毛を脚で蹴って飛ばします。

この刺激毛が皮膚に刺さると、強烈な痛み、激しいかゆみを感じます。

もし目に入ると、失明の恐れがあります。

 

餌を与える時が危険

ペットで飼う場合、餌を与えるときが危ないです。

目を守るための、ゴーグルと手袋は必須です。

鼻などの粘膜に刺激毛が刺さると危険なので、むやみに顔を近づけないでください。

タランチュラを食べると、美味しい

タランチュラは食べられます。

味は海老や魚のようで、くさみやクセもありません。

見た目さえ気にしなければ、美味しく食べられます。

 

海外でタランチュラは人気の食材

おすすめの食べ方は、唐揚げです。香ばしくて美味しいです。

カンボジアの名物は「タランチュラの蜘蛛フライ」です。

揚げると毒が抜けるので、安心して食べられます。

蒸留酒に入れてクモ酒として飲まれたり、サクサク食べられるお菓子として販売されています。

ネットで購入できます。

癖が無く食べやすいので、意外とハマるかも!

「タランチュラ=猛毒」のイメージがある理由【たぶん、この3つ】

「タランチュラ=猛毒」のイメージがある理由【たぶん、この3つ】

タランチュラに猛毒というイメージがあるのは、なぜでしょうか。

実際は、弱い毒なのに。

明確な理由は不明です。おそらく、この3つの理由だと推測できます。

  1. 映画のイメージ説
  2. サソリと混同説
  3. 見た目が不気味説

順に説明します。

①映画のイメージ説

一番有力なのは、映画のイメージ説です。

昔のサスペンス映画の中に、タランチュラを使って人を殺す場面が描かれている作品があります。

参考:タランチュラのキス

映画のインパクトは強いです。「タランチュラ=猛毒」のイメージが付いたと考えられます。

②サソリと混同説

サソリの毒で死んでいるのに、間違って毒蜘蛛(タランチュラ)に噛まれたと勘違いした説です。

サソリとタランチュラは、ともに熱帯地方に多く生息しています。

サソリに刺されて死亡する人は、全世界で1年間で3,000人以上。サソリはかなり危険です。

ただ、見た目はサソリよりも、タランチュラの方がインパクトがあります。

そのため、タランチュラの毒で死んだと、間違った噂が広まった可能性が考えられます。

③見た目が不気味説

少し触れましたが、タランチュラの見た目のインパクトは強烈です。

毛で覆われていて、足を動かして移動する見た目は不気味です。

  • 全身に毛が生えた大型の蜘蛛
  • 色や見た目が毒々しい
  • 動きが気持ち悪い

こんな理由から、毒があるに違いないと思われたのかもしれません。

完全な思い込みです。

身近にいる毒のある生物【タランチュラよりもヤバい】

強烈な毒を持っている生物は、身近にいます。

特に次の3つの生物は、強烈な毒があります。

  • スズメバチ…攻撃性が高く、毒が強い
  • ムカデ…噛まれると、激しい痛み
  • クラゲ…患部がミミズ腫れになる

この生物の毒におかされると、アナフィラキシーショックの症状が起こることがあります。

しばらく安静にしても嘔吐、頭痛、呼吸困難などが起こったら、速やかに病院に行ってください。

猛毒の蜘蛛

世界で最も毒性の強い蜘蛛は、クロドクシボグモです。神経毒を持っています。

もし噛まれると 「呼吸困難・麻痺や痙攣・血圧の上昇」の症状が現れ、30分程度で死亡すると言われています。

家で見かける小さな赤い蜘蛛は人体に無害なので大丈夫です。

詳しくは、【心配無用】小さくて赤い蜘蛛は人体には無害なので大丈夫【駆除も簡単】で触れています。

まとめ:毒は弱いけど、安全ではない【注意が必要】

毒は弱いけど、安全ではない【注意が必要】

タランチュラは毒が弱いので、噛まれても死に至る可能性は低いです。

ただし、アレルギーによるアナフィラキシーショックの危険はあります。

もしペットとして飼うなら、刺激毛に気をつけてください。

野生のタランチュラは、日本にはいません

タランチュラの生息地は、熱帯や亜熱帯、乾燥地帯です。

日本の山で遭遇することは、ありません。

過去に体長8cmのタランチュラが、住宅街で見つかったことがあります。

ペットとして飼っていて、逃げ出したようです。

もし見つけたら、絶対に近寄らないでくださいね。刺激毛が危険ですから。

今回は、以上です。