「革靴のクリームの塗り方を知りたい!」
「大切な革靴を綺麗に長持ちさせたいけど、手入れの方法、革靴クリームの
塗り方が分からない…」
このような疑問にお答えします。
- 革靴クリームの塗り方
- 革靴クリームの使い方
革靴クリームの塗り方
革靴クリームを塗る手順
ブラシで汚れを落とす→クリーナーで汚れを拭き取る→クリームを塗る→磨く→仕上げ磨き→撥水処理
ブラシで汚れを落とす
馬毛ブラシを使って、靴全体の汚れを落とします。
馬の毛はしなやかで弾力があるので、細かい部分も埃、汚れを落とすことができます。
革が層になっている部分は丁寧にブラッシングをします。
クリーナーで汚れを拭き取る
革靴専用のクリーナーを使って、小さな円を描くように表面の汚れを落としいきます。
最初に汚れが気になる部分から始めて、靴全体の汚れを落とします。
この時に古いクリームも落としてしまいます。
やさしくクリーニングをします。ゴシゴシはNGです。
クリームを塗る
革靴に栄養と潤いを与えるためにクリームを塗ります。
指で直接塗るとクリームが体温で温められて革に浸みこみやすくなります。
少量のクリームを全体に伸ばすと綺麗に塗ることができます。
塗り過ぎないように注意してください。
磨く
豚毛のブラシで靴を磨きます。革をマッサージするイメージで少し強めに磨きます。
豚毛のブラシで磨くことでクリームが革に浸透します。
仕上げ磨き
クロスで靴の表面を磨きます。クロスが無い場合は、古くなったTシャツやパンストでも代用可能です。
余分なクリームを磨きながら拭き取ります。
余分なクリームが付いたままだと埃が吸着しやすくなってしまいます。
撥水処理
最後に撥水処理をして完成です。
換気の良いところで靴から20~30cm離れたところから全体にスプレーをします。
表面が乾くまでは陰干しを行います。
革靴クリームを塗る頻度
毎日、革靴クリームを塗る必要はありません。
1ヶ月に1回程度の手入れで大丈夫です。
雨に濡れてしまった場合には、その日のうちに表面のメンテを行います。
カビが生えないように新聞紙を詰めて完全に乾くまで陰干しをします。
帰宅したときの手入れ
帰宅後は、埃を落としてシューキーパーを入れて保管します。
まず、柔らかい馬毛のブラシで埃、汚れを落とします。皮の劣化を抑えるためです。
その後、靴の中にシューキーパーを入れて保管する。
シューキーパーを使うことで型崩れを防ぎ、履きしわを伸ばすことができます。
木製のシューキーパーは除湿効果あり、臭い対策にもなります。
型崩れを防ぐコツ
型崩れを防ぐためには、続けて同じ靴を履かないことが大事になります。
1日履いた革靴は、1~2日休ませるのが長持ちさせるコツです。
3~4足でローテーションするのがベストです。
革靴クリームの使い方
どのクリームを使えば良いの?
革靴クリームにはいろいろな種類があります。
一番使うのが乳化性クリーム、艶を出すのが油性クリームとワックスです。
- 乳化性クリーム
- 油性クリーム
- ワックス
乳化性クリーム
乳化性クリームは、革を保湿する効果があるクリームです。
塗ることで革がしなやかになり、ひび割れを防ぐことができます。
革靴は一度、ひび割れてしまうと元に戻りません。
1ヶ月に1回は乳化性クリームで手入れをしましょう。
乳化クリームだけでも充分です。自然な仕上がりになります。
油性クリーム
油性クリームは、革の表面に光沢を出すクリームです。
塗ることでツヤツヤ感が増しますす。見た目を良くするクリームなので、保湿効果はありません。
ロウが多く含まれているため、塗り過ぎないように注意してください。
塗り過ぎてしまうと通気性を損ねてしまいます。少量を薄くのばして使います。
油性ワックス
靴のつま先を鏡のようにピカピカに仕上げる時には、油性ワックスを使います。
ネル生地で磨き上げると光沢が増します。
油性ワックスを塗ることで通気性は悪くなりますが、傷や雨に強くなるという利点もあります。
まとめ
革靴を履いた日は、汚れを落としてシューキーパーできちんと保管すれば、大切な靴が長持ちします。
1ヶ月に1回は革靴クリームでメンテナンスをすれば完璧です。