雑炊とおじやの違いは?

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雑炊とは?

雑炊はぞうすいと呼び名が一緒となる増水とも呼ばれ、ご飯に水の量を増量させ、そこに魚・肉・野菜などの食材を豊富に入れ煮立てて作ります。

種類を問わないで食材を複雑に混ぜ合わせて調理する形になるため、その味付けとなる出汁に拘りがあったりするのも特徴的です。

比較的にシンプルな味付けである塩や出汁ベースにすることが多く、食べた時の喉通りの良さも優れています。もっともご飯に水を浸して煮立てていく形になりますが、ご飯を煮立てる前に水洗いをするなどしてごはんの粘りを取り除き、さらさらにすることを行います。

このご飯をさらさらの状態にすることで、喉通りの良さに繋がることも多く、塩味や出汁の旨味をそのままストレートに口に伝わることもできるとして愛好家も多いです。

おじやとは?

おじやは家庭でも食べられる雑炊に似た食べ物ですが、同じようにご飯を水に浸して煮立てて調理する点は共通しています。

その語源はスペイン語の煮込んだ料理のことを意味するオジャという言葉を由来とする説もあります。

一方ではご飯を煮立てていくとじやじやといった具合に、音が鳴ることでそれからそのままおじやと言われるようになったとする説も存在します。

おじやは雑炊がご飯を一度、水で洗うことに対して洗わないで、そのままとろみを利かした状態で煮詰めて、食べる点が特徴的です。

一般的に味噌での味付けを施し、それを煮詰めた料理をおじやということもあります。おじやの大きな特徴の一つとしては、煮詰めることでとろみが付いた状態の調理を行っていく点がポイントです。

雑炊とおじやは同じもの?

雑炊とおじやに関しては、共にご飯に水を浸して煮詰めていく流れを伴うので明確な違いが存在しない点はあります。

ただ調理方法に若干の違いが存在し雑炊は煮詰めるご飯を一度、水で洗い流して粘り気を除去する過程を経由します。

そのため煮詰めて調理した時に汁気も残り、喉通りが良く塩気や出汁の味が引き立つ美味しさが感じられるのが主な特徴となります。

一方、おじやの場合はとろみが鍵を握り、ご飯を洗わないでその粘り気がそのままとろみへと繋がっていきます。

従って味噌などの味付けでは味付けが濃く感じることで旨さを得ます。とろみが付くことで汁気自体が存在しないのがおじやの大きな特徴となります。

雑炊とおじやでは調理方法にも違いが存在し、味やとろみなど側面でも違いがあります。