バターとマーガリンの違いは？

私たち日本人の食生活に欠かすことのできないバターとマーガリンですが、実はこの２つには大きな違いがあります。

しかし、実際に「バターとマーガリンの違い」を質問されて、的確な回答ができる方は少数派なのではないかと思います。

この質問に対して、もしかすると多くの方は、バターは動物性で、マーガリンが植物性といったことをイメージされるのではないでしょうか。

そこで今回はバターとマーガリンの違いをテーマに取り上げて、さらにこの両者の特徴を詳しく掘り下げていきたいと思います。

今回の記事を最後まで読んでいただければ、この２つの食材がもたらす美容や健康面へのメリットやデメリットがより具体的に理解できるようになるかと期待しています。

マーガリンのトランス脂肪酸は危険なの？

まずは、マーガリンの特徴から見ていきます。マーガリンは植物性でヘルシーであるといったイメージはもしかすると大きな間違いかもしれません。

もともとマーガリンはバターの代用品としてつくられた加工食品です。使用される油の種類にもよりますが、製造過程は進化をしており、製造コスト削減なども理由で、今では精製した油脂に粉乳やビタミンなどを添加して作られるようになりました。

個々で問題になるのがマーガリンに含まれる人工のトランス脂肪酸です。人工のトランス脂肪酸を多く摂取すると、心臓病を発症するリスクが高まるとの研究結果もあり、注意が必要です。

海外に比べると日本人は、マーガリンの危険性への意識は低いのかもしれません。

ここでは、「バターとマーガリンはどっちを食べた方がいいの？」について考えています。日常的に食べることを考えるとお勧めしたいのはバターです。

バターにもトランス脂肪酸は含まれていますが、マーガリンとは違い人工的に製造されたものではなく身体への悪影響を恐れる必要は殆どありません。

（もちろん、食べ過ぎればどんな食材であっても体に良くないことは言うまでもないことです。）

また、バターは美肌の面から考えてもお勧めの食材ということもできます。バターにはたっぷりのビタミンなどが含まれています。これらのビタミン類は肌を保護するためにはとても大切な栄養素となります。

ただし、マーガリンにもカルシウムが含まれており、良い面もあることは最後に付け加えておきます。