

- 先輩や上司に了解という返事はNGなの?
- ヤバイ!そうならすぐに改善しないと!
- ビジネスで使う返事の仕方を教えて!
このような疑問にお答えします。
まず最初にズバリお答えします。先輩や上司に了解という返事はNGです。了解ですと言っているなら、今すぐに改善してください!
先輩や上司への正しい返事は?

了解という返事はNG!
先輩や上司からへの返事に「了解です」という言葉を使っている人がいたら、今すぐに改めないといけません。
「了解です」は、先輩や上司に対して使う言葉では無いのです。
プライベートの場なら友人に「了解」と使っても問題ありません。
ビジネスの場では社会人としての信用が大切です。仕事場で間違った返事を繰り返していると、常識の無いヤツと思われてしまいます。
正しい返事は「承知しました」
先輩や上司への正しい返事は、「承知しました」です。「承知しました」という言葉は、目上の人からの命令を承るという敬語になります。
承知しましたという返事は、仕事のどの場面でも使える便利な言葉です。上司や先輩からの返事の時だけでなく、お客様からの依頼を受けた時にも使えます。
「承知しました」と同様の意味があるのが「畏まりました」という敬語です。ただ、「畏まりました」という返事は丁寧過ぎる印象があることも確かです。
以下のように使い分けてみるのが良いと思います。
- 社内の先輩・上司…「承知しました」
- 取引先等の社外の方…「畏まりました」
「承知しました」と「畏まりました」を上手く使えば、デキるビジネスマンに見られますよ。
「了解です!」という返事を上司や先輩はどう思っている?
「了解です」という返事をされた上司や先輩側の意見として、興味深い調査データがあります。
あるアンケートでは、「了解」という言葉を使うことに「違和感を感じている」と答えてた人が50%を超えているのです。
特に年配の方に多い傾向があります。
ビジネスシーンで「了解」と言われた時にすぐに怒りを表す人はいませんが、実際、心の中では不快に感じているのです。
たった一言で常識の無い人とレッテルを貼られてしまうと大きなマイナスです。
「了解です!」という返事がクセになっている人は、たった今から改めてください。トラブルになる前に改善しておいた方が良いでしょう。
「ご苦労さま」、「なるほど!」って言ってない?

ご苦労さまって言っている人はヤバイ!
「ご苦労さま」という言葉も先輩や上司に使う言葉ではありません。
ご苦労様は目上から目下に対してかけるねぎらいの言葉だというのか一般的な認識です。
ビジネスマナーとしては先輩や上司に対しては、「お疲れさまです」を使うほうが無難です。
- ご苦労さまです … 間違い・NG
- お疲れさまです … 正しい
なるほどって言っいる人もヤバイ!
相手の話を聞いて相槌の際に「なるほど」という言葉を使っていたら、注意が必要です。
「なるほど」という言葉自体は納得の意思表示なのですが、ビジネスシーンでは傲慢な印象を与えてしまう場合があります。
「ですね」を付けて、「なるほどですね」と言っても同じです。
先輩や上司に対しては「おっしゃる通りだと思います」などが無難です。
- なるほど … 間違い・NG
- おっしゃる通りだと思います … 正しい
まとめ
何かものを頼まれたときに「了解です」といつも答えている人は注意が必要です。
ただし実はこれは上から目線の返事で、正しい言葉の意味を知らないと気が付かないうちに失礼なことをしてしまっているかもしれません。
了解の使われている感じからわかるように、よくわかる理解したというようなニュアンスになります。
丁寧語ではありますが、謙譲語ではないので「あなたの言っていることは理解しました。」というように会話を終わらせることに使います。
つまり「了解です」という言葉は下のものが上に対して使うのではなく、目上の人が部下などに使用する言葉になるのです。
社会人として仕事場で気軽に返事をしてしまうと、失礼になってしまうこともあるので注意しましょう。
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