ハイキングとトレッキングの違いは?

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ハイキングとトレッキングの違い、あなたはご存知ですか?

どちらも山や自然の中を歩くアクティビティですが、実はその違いは意外と知られていません。

今回は、ハイキングとトレッキングの違いをわかりやすく解説します。

「ハイキングとトレッキング、どっちが自分に向いているんだろう?」

そんな疑問を持っている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

ハイキングとトレッキングの違い

ハイキングとトレッキングの違いについて、順に説明します。

まずは、ハイキングの説明からです。

ハイキングとは、軽い散歩

ハイキングとは、気軽に山道を楽しむものになります。また、山でなくても公園での散歩を楽しむ時にも、「ハイキング」と言うことがあります。基本的には、軽く歩くイメージです。

ハイキングは、一般的には短時間または半日から一日程度で完了する自然歩行活動です。山や丘、森林などのアウトドア環境で行われることが多く、特別な訓練や装備を必要としない場合が多いです。

ハイキングは、都市化が進むにつれて人々が自然に触れ合いたいという欲求から生まれました。

元々は健康やレクリエーションを目的としている場合が多いです。

【ハイキング】基本的な装備

ハイキングの基本的な装備一覧です。

  • 快適なウォーキングシューズ
  • リュックサック
  • 水分
  • 軽食(オプション)
  • 地図やコンパス(オプション)

 

一般的なハイキングコースの特徴

ハイキングコースは、歩きやすいように道が整備されています。歩道が舗装されている場合もあれば、小石や砂利が敷かれている場合もあります。

また、急な斜面や危険な場所には、手すりや階段が設置されていることもあります。

ハイキングコースには、道標や地図が設置されています。道標は、コースの分岐点や重要な場所に設置されており、コースの方向や距離を確認することができます。地図は、コースの全体像やコースの詳細を確認することができます。

ハイキングコースは、登山道と比べて比較的安全です。

救助隊の拠点や避難小屋が設置されていることがあります。また、コースを管理する組織が、緊急時の連絡先を公表している場合もあります。

トレッキングとは、長距離の歩行活動

トレッキングは、通常は数日以上にわたる長距離の自然歩行活動です。

山岳地帯や遠隔地を歩く場合が多く、相応の装備と計画、そしてしばしば特別なスキルが求められます。

トレッキングは、探機や冒険、果てはサバイバルスキルの習得を目的として始まることが多いです。トレッキングの方が重装備になっており、お金がかかっているのが特徴です。

近年ではエコツーリズムや冒険旅行としても人気があります。

 

【トレッキング】基本的な装備

トレッキングの基本的な装備は、次のとおりです。

  • トレッキングブーツ
  • バックパック
  • テント(必要な場合)
  • 食料と調理器具
  • 地図、GPS、コンパス
  • 緊急時のためのサバイバルキット

一般的なトレッキングコースの特徴

トレッキングコースは、登山道やハイキングコースよりも、未舗装で整備されていない場合が多いです。

そのため、岩場や砂地、ぬかるみなどがあり、歩きにくい場合があります。また、雨や風の影響で、コースが悪化することもあります。

人の利用が少ないコースや、山深いコースでは、標識がほとんどないこともあります。

そのため、コースから外れないように、地図やGPSを活用して、常に現在地を確認する必要があります。

緊急時の備えが必要

トレッキングコースは、人里離れた場所にあることが多いため、緊急時に助けが来るまでに時間がかかる可能性が高いです。

もし怪我や事故などのトラブルが発生した場合、自分で対処できるだけの準備をしておくことが大切です。

万が一に備えて、携帯電話や救急セットなどの備品を用意しておきましょう。

ハイキングとトレッキングの主な違い

ハイキングとトレッキングの主な違いを4つの項目で比較しました。

  1. 装備の違い
  2. 難易度と距離の違い
  3. 必要なスキルと体力
  4. 目的と楽しみ方の違い

順に詳しく説明します。

①装備の違い

ハイキングは、トレッキングに比べて基本的な装備で済みます。登山靴、リュックサック、水筒、食料、帽子、サングラス、長袖の服などが最低限必要です。

トレッキングは、ハイキングよりも長距離や困難なコースを歩くことが多いので、より専門的な装備が必要です。テント、寝袋、ストック、アイゼン、ヘッドランプ、救急セットなどが追加で必要になります。

②難易度と距離の違い

ハイキングは、比較的短距離で簡単なコースを歩きます。標高差は数百メートル程度で、整備された道を歩くことが多いです。

トレッキングは、長距離で困難なコースを歩きます。標高差は数千メートルに達することもあり、未舗装の道や岩場など、さまざまな地形を歩く必要があります。

③必要なスキルと体力

ハイキングは、初心者でも楽しめる活動が多いです。整備された道を歩くコースが多く、標高差もそれほど大きくありません。そのため、登山靴やリュックサックなどの基本的な装備があれば、比較的気軽に始めることができます。

トレッキングは、高度なスキルと体力を要する活動が多いです。未舗装の道や岩場など、さまざまな地形を歩くコースが多く、標高差も大きくなります。

そのため、登山靴やリュックサックなどの基本的な装備に加えて、ストックやアイゼンなどの専門的な装備が必要になります。また、体力面でも、長時間歩き続ける体力や、急斜面を登り下りする体力が必要です

④目的と楽しみ方の違い

ハイキングの目的は、自然を楽しむことです。景色を眺めたり、野生動物を観察したり、森林浴を楽しんだりするのが楽しみです。

トレッキングの目的は、山を縦走したり、自然の中での生活を楽しんだりすることです。山小屋やテント泊をしながら、山の自然を満喫するのが楽しみです。

 

おすすめのハイキングコースとトレッキングコース

日本は四季折々の美しい自然環境が魅力の一つで、ハイキングやトレッキングに理想的な地が多くあります。

日本国内で特におすすめのハイキングコースと、トレッキングコースを紹介します。

 

おすすめハイキングコース①:高尾山(東京)

高尾山は、東京都八王子市にある標高599mの山です。都心から電車で約1時間とアクセスが良く、初心者から上級者まで楽しめるハイキングコースが豊富に整備されています。

所要時間

高尾山の登山コースは、表参道コース(1号路)が最も人気があり、所要時間は約3時間です。ケーブルカーやリフトを利用すれば、登り約1時間、下り約30分で山頂に到着することも可能です。

最適な季節

高尾山のハイキングに最適な季節は、春(4月〜5月)と秋(10月〜11月)です。春は桜や新緑、秋は紅葉など、四季折々の自然を満喫できます。

 

おすすめのハイキングコース②:奥多摩(東京)

奥多摩は、東京都西部に位置する自然豊かなエリアです。多摩川や奥多摩湖など、水辺の景色が美しいことから、ハイキングやキャンプなどのアウトドアアクティビティが人気です。

所要時間

奥多摩のハイキングコースの所要時間は、3〜5時間程度が一般的です。ただし、コースの難易度や歩くペースによって、所要時間は大きく異なります。

最適な季節

奥多摩のハイキングに最適な季節は、春(4月〜5月)と秋(10月〜11月)です。春は桜や新緑、秋は紅葉など、四季折々の自然を満喫できます。

 

おすすめのハイキングコース③:比叡山(京都)

比叡山は、京都と滋賀にまたがる標高848mの山です。世界遺産に登録されている延暦寺の総本山があり、自然と文化を一度に楽しめる、人気のハイキングスポットです。

所要時間

比叡山のハイキングコースの所要時間は、4〜6時間程度が一般的です。ただし、コースの難易度や歩くペースによって、所要時間は大きく異なります。

最適な季節

比叡山のハイキングに最適な季節は、春(4月〜5月)と秋(10月〜11月)です。春は桜や新緑、秋は紅葉など、四季折々の自然を満喫できます。

おすすめトレッキングコース①:北アルプス(長野・富山)

北アルプスは、日本国内でも屈指の山岳地帯です。標高3,000m級の山々が連なり、日本三大雪渓の一つである白馬大雪渓や、日本百名山の槍ヶ岳など、雄大な自然が広がります。

所要時間

日帰りコース:3〜4時間
1泊2日コース:8〜10時間
2泊3日コース:15〜20時間
3泊4日コース:22〜25時間
4泊5日コース:29〜32時間

最適な季節

夏(7〜9月):気候が安定し、山小屋も営業している
秋(9〜11月):紅葉が楽しめる
冬(12〜5月):雪山登山が可能

 

おすすめトレッキングコース②:屋久島(鹿児島)

屋久島は、独特の自然環境と豊かな生態系を有する、日本屈指の観光地です。縄文杉をはじめとする巨木群や苔むす森など、ここでしか見られない景観を満喫できます。

所要時間

縄文杉トレッキングコース:2〜4日
白谷雲水峡コース:1〜2日
宮之浦岳縦走コース:3〜4日

最適な季節

春(5〜6月):新緑やツツジが楽しめる
秋(9〜10月):紅葉が楽しめる

 

おすすめトレッキングコース③:白山(石川・福井)

白山は、自然豊かな山であり、さまざまなトレッキングコースが揃っています。初心者から上級者まで、レベルに合わせて楽しめるのが魅力です。神秘的な湿地や高山植物を楽しみながら、日本三霊山の白山を登山してみてはいかがでしょうか。

所要時間

別当出合から御前峰・大汝峰を経由して室堂までの2泊3日コースが一般的
1泊2日コースや、御前峰のみを登頂する日帰りコースも可能

最適な季節

夏(7〜9月):気候が安定し、山小屋も営業している
秋(9〜11月):紅葉が楽しめる

これらのコースは日本国内で人気があり、それぞれに特色と魅力があります。

いずれのコースも自然環境によるリスクがあるため、事前の準備と情報収集が必要です。特にトレッキングコースでは、しっかりとした装備と計画が必要になります。

それぞれのコースの特性に合った準備と計画をして、安全に楽しんでください。