「年度と年の意味がよく分らない!」という疑問にお答えします。
「なんとなくなら分かるけど…」
と、自信の無い方も、勘違いをしていないか確認されることをお勧めします。
- 年度の意味、年との違いが分かる
- 知っておくと良い「期間」の知識
すごく簡単ですので、一度、読むだけで理解できると思います。
人前で間違って、恥かしい思いをしないためにこの機会にぜひ!
年度って何、年度の意味は?
年度とは、特定の目的のために規定された1年の区切り方の事を言います。
その目的は、学校や納税に関するものなど様々です。
年とは違うの?
1年は1月1日から始まり12月31日までの365日です。
(うるう年は、366日)
年度も同じ365日なのですが、始まりと終わりの日が異なります。
一般的には4月1日に始まり、翌年の3月31日までとなります。
学校が4月で始まり、3月で終わることをイメージすると分かりやすいと思います。
学校年度は国によって違う
学校年度は、国によって異なります。
日本は、4月~翌年3月までとなります。
年度の始めが4月、年度末が3月です。
外国では、日本と異なります。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・中国などでは、年度始めが9月、年度末が翌年の8月です。
留学をする場合は、注意が必要!
日本と海外で学校年度が違うため、留学をする時には注意が必要です。
例えば、日本の中学校を卒業して、アメリカの高校に入学する場合。
最も多いのは、3月に中学校を卒業した後、9月まで待ってからアメリカの高校に入学をするパターンです。
別の方法としては、中学校を卒業後して、一度、日本の高校に進学をします。
8月まで日本で高校1年生として過ごし、9月からはアメリカの高校2年生のクラスに編入するというパターンです。
大学の場合も同様で、高校を卒業した年の9月にアメリカの大学に入学する場合が多くなっています。
◎ 留学をする場合のパターン
- 中学を卒業 → 9月にアメリカの高校1年生に入学
- 中学を卒業 → 日本の高校に進学 → 9月にアメリカの高校2年生に入学
パターン②の場合、高校1年生の後半が無くなり、いきなりアメリカで2年生になるので難易度が高くなります。
知っておいた方が良い期間の知識
会社の場合は、「期」という単位で1年を呼ぶことがあります。
これは設立した時に決めた会計年度と関係します。
多くの会社では、4月~翌年の3月までを1期としています。
会社によっては、7月~翌年6月までを1期としている会社もあります。
下記の項目では、
- A社は4月~翌年の3月までが1期
- B社は7月~翌年6月までが1期
として具体例を説明します。
上期と下期
まずは読み方から説明します。
上期:かみき
下期:しもき
と読みます
じょうき、うえき は間違いです。
上期は、1期を真ん中で2つに分けた前半のことです。
具体例
A社の場合、4月~9月までが上期、10月~翌年3月までが下期となります。
B社の場合は、7月~12月までが上期、1月~6月までが下期です。
半期と四半期
半期とは半分のことです。
半期が終わったという場合は、9月が過ぎたということを指します。
四半期とは、年度をを4分割した呼び方です。3ヶ月ごとになります。
具体例
・A社の場合
第1四半期は、4月から6月まで。
第2四半期は、7月から9月まで。
第3四半期は、10月から12月まで。
第4四半期は、1月から3月までとなります。
・B社の場合
第1四半期は、7月から9月まで。
第2四半期は、10月から12月まで。
第3四半期は、1月から3月まで。
第4四半期は、4月から6月までとなります。
期首と期末
期首がその期の最初、期末がその期と終わりという意味です。
A社の場合、期首は4月、期末は翌年の3月です。
B社の場合、期首は7月、期末は翌年の6月です。