- 子供の身長にあった縄跳びの長さを知りたい…
- 今、長さが合っていないので上手く跳べていない気がする…
- 縄跳びの長さの調整方法も知りたい…
お子さんの縄跳びの長さを調整する親御さんの質問にお答えします。
- 子供の身長にあった縄跳びの長さがわかる
- 縄跳びの長さを調整する時のコツがわかる
縄跳びの長さの求め方
子供の体の大きさに合った長さに縄跳びを調整する方法は2種類あります。身長調整法と体格調整法です。
身長調整法と体格調整法について順に解説します。
身長調整法
身長調整法は「身長プラス55cm」の長さに縄跳びを調整する方法です。
身長調整法のメリットは本人がその場にいなくても身長が分かれば縄跳びの長さを調整することができる点です。
例えばイベントや体操教室などで複数の縄跳びを準備する場合などに便利です。
仮に小学3年生が跳ぶ縄跳びを5本用意する場合があるとします。小学3年生の平均身長は男128.2cm、女127.3cmです。
約128cmと考えて縄跳びの長さを調整すると、「128cm+55cm=183cm」なので、183cmに調整した縄跳びを用意しておけばいいのです。
注意点
この身長調整法で求める長さは縄跳びの持ち手を含まない長さになります。
縄の部分の長さが先程の例の場合だと183cmになります。
体格調整法
体格調整法は、個々の体格に合わせて縄跳びの長さを調整する方法です。
同じ身長の子供でも体格は様々です。手の長さや足の長さが人それぞれ違います。体格を考えて調整する方法です。
体格調整法のやり方
まず縄跳びの両端を持ち、縄の真ん中あたりを足で踏みます。脇を締め両腕の肘から先を外側に伸ばします。
肘の角度は90度もしくは腕が少し上がるぐらいの高さを目安にして縄跳びの長さを調整します。
軽く跳んでみて長さをチェックします。
跳びやすい長さになるまで「縄跳びを切る→跳ぶ」を繰り返して、ちょうど良い長さに調整します。
縄跳びの長さを調整する時のコツ
縄跳びの長さの調整方法
最初の調整は少し長めに縄跳びを切るようにします。身長調整法と体格調整法は、縄跳びをある程度跳びやすい長さに調整する方法になります。
長さを調整した後に実際に跳んでみて、微調整をする必要があります。
実際に跳んでみて跳びやすい長さが良いからです。
一度、身長調整法や体格調整法である程度の長さに調整したら、跳んで見る。
そして微調整です。微調整をすることも考えて1回目の調整は少し長めにします。
切りすぎてしまった場合の対処法
万が一、縄跳びを短く切りすぎてしまった場合でもビニール紐の縄跳びなら応急処置をする方法があります。
- ゆっくりと引っ張る
- 熱を加えて引っ張る
ビニール紐の縄跳びならゆっくりと力を掛けて引っ張ると少し伸びます。
にゅ~と伸びている感じを確認しながら少しずつ引っ張ります。伸びる感じが無い時に無理に引っ張ると切れてしまう場合があります。
伸びにくい時は熱を加えて伸ばします。気温の低い冬にはライターを近づけたりファンヒーターの熱を当てて温めながら引っ張ると伸びやすくなります。
注意点
温め過ぎるとビニールの部分が溶けてしまうことがあります。
ライターの炎を直接当てると間違いなく焦げてしまいます。少し離して熱が伝わる程度に少しずつ温めてください。
縄跳びが苦手な子供は少し長めに調整する
縄跳びが苦手な子供、縄跳びを初めて練習する子供は目安の長さよりも少し長めに調整して練習を始めてください。
縄跳びが苦手な子供、初めて練習する子供の場合、本人も跳びやすい長さがわからないと思います。
通常の長さにすると何度も引っかかってしまい縄跳びの練習が嫌になってしまいます。
少しだけ長めに調整してあげてまずは縄跳びに慣れるところからスタートしてください。
具体的な長さ
縄跳びが苦手な子、初めて練習する子供は身長調整法や体格調整法で目安にした長さよりもプラス10cmにしてください。
身長調整法の場合だと「身長+55cmm+10cm」です。
縄跳びの扱いに慣れて引っかからずに跳べるようになってきたら少し短く調整していきます。
縄跳びを始めた時には、縄が頭の上を縄が通ることを怖がる子供もいます。縄が顔に当たりそうな恐怖心を感じてしまうのです。
その時も長めに調整してあげることで安心して縄跳びの練習に集中できるようになります。
縄跳びを結ぶのはNG
基本的に縄跳びを結んで調整することは避けてください。
縄跳びを切って調整するのは面倒だし切りすぎてしまうと怖いので結びたくなる気持ちもわかります。
縄跳びを結んでしまうと縄跳び全体の重さのバランスが悪くなり、きちんと練習することができません。
左右のバランスが悪くなると跳び方に変な癖が付いてしまいます。
最悪なのは地面に設置する縄跳びの真ん中あたりを結ぶことです。
回転する縄跳びにおもりを付けているような状態になるので回転が加速します。
通常の縄跳びを使う場合と比べて跳ぶリズムが変わってしまいます。
もし二重跳びを練習する時に縄跳びを結んでいたらかなり苦労することになってしまいます。
二重跳びの練習をする場合、【二重跳びを長く続けるコツ】ポイントは「フォームとリズムと縄跳び選び」です が参考になります。
グリップに押し込むのもダメ
グリップの中に余った縄跳びを押し込んで調整するものダメです。縄跳びを回した時には、中の回転子(かいてんし)が回ることで絡まないようになっています。
グリップの中に縄跳びを押し込んでしまうと、回転子が回らずに縄跳びがねじれてしまいます。最悪の場合、切れてしまうこともあるのです。
面倒に感じるかも知れませんが、余分な部分は切って長さの調整をしてください。
縄跳びの長さを調整していないとデメリットだらけ
長さの合っていない縄跳びで練習するのはデメリットだらけです。
体に合った長さに調整しておかないと縄跳びが回転するリズムが狂ってしまい正しい練習ができません。
上達まで時間がかかり苦労することになってしまいます。
縄跳びが短すぎる場合
短すぎる縄跳びの場合、回転する半径が小さくなってしまうので高くジャンプしないといけません。
そのため縄に引っかかりやすくなってしまいます。
高いジャンプを続けると運動量が多くなってしまい疲れるので長く跳び続けることができません。
縄跳びが長過ぎる場合
縄跳びの長さは少し長めの方が跳びやすいことはお伝えしました。
ただ、長すぎるとデメリットがあります。長過ぎる場合、縄跳びと地面が接地する部分が多くなります。
長すぎると通常の長さと比べると回すことの疲れも大きくなってしまいます。
適切な長さに調整してください。
子供におすすめの縄跳び
子どもにおすすめの縄跳びを紹介します。
軽くて跳びやすい縄跳びやカワイイ縄跳びなどいろいろな種類の縄跳びがあります。
お子さんもお気に入りの縄跳びのほうが練習を続けてくれる筈です。
◎アシックス (asics) 縄跳び INF公認 ネームトビナワ 91-240 【ジュニア用】
JNF公認縄跳びトビナワ。回転がスムーズ
◎縄跳び 子供用 なわとび ジャンプ ロープ 木柄 幼児 運動会 体育祭 YOKELLMUX 運動トレーニング用
ロープの縄跳び。ゆっくりと回すことができます。幼児向け。
◎なかよしジョイントなわとび ピンク
幼児向けの縄跳び。かわいいデザイン
2種類の調整方法をうまく活用してお子さんの跳びやすい長さに調整してあげてください。体格にあった長さに調整すると上達が早くなります。
少し上手くなると縄跳びが好きになり、また練習したくなってさらに上手くなるという好循環が生まれます。
こうなってくるとメキメキと上達しますよ。
動画で撮影しながら縄跳びの練習するものおすすめの方法です。欠点を指摘されると腹が立つ場合もありますが、動画で見ると納得できますからね。
縄跳びが上達するように最初のサポートをしてあげてくださいね。