- アルプス席に背もたれが無くても疲れないのかを知りたい…
- 背もたれがあった方が楽そうな気がする…
- 背もたれのある席を知っておきたい…
「甲子園球場に初めて行く人」、「座席選びを迷っている人」の質問にお答えします。
- アルプス席で快適に観戦する方法
- 2020年のシーズン前の改修で変わった箇所
- 甲子園球場で背もたれのある座席
- アルプス席の料金、見え方
アルプス席で快適に観戦するコツ
背もたれが無くても大丈夫!
甲子園球場のアルプス席は背もたれがありません。座席はベンチシートになっています。
私が甲子園のアルプス席で観戦した時には、背もたれのことはそれほど気になりませんでした。
甲子園に行く前は「疲れてしまうかな」と心配だったのですが、案外大丈夫でした。
考えてみると大丈夫だった理由はこの2点だったと思います。
- 試合に夢中になっていた
- ずっと座りっぱなしではない
順に説明します。
試合に夢中になっていた
甲子園球場に着いた瞬間からワクワクした気持ちになり、試合が始まってからは知らない間に興奮していたのかもしれません。
その結果、テンションが上がり背もたれのことは気にならなかったのだと思います。
野球が好きな人や特定の球団のファンの方ならこの気持を分かってもらえる思います。
試合中はずっと座りっぱなしではない
プロ野球の試合時間は、約3時間です。私の場合はトイレに1回、売店に2回行きました。トイレに行った時には球場内を少し散策しました。
3時間ずっと座りっぱなしではなかったので、背中や腰が痛くなることはありませんでした。
ナイターの場合は6時頃に試合が開始されます。ちょうど夕食の時間になるので売店に食べ物を買いに行く方が多いと思います。
球場に来る前に事前に食べものを買い込んできた方でもトイレに行ったり、途中でグッズ売り場を覗いたりすでしょうし。
3時間の間、座りっぱなしってことは無いと思います。途中で席を立てば腰が痛くなることは無いと思います。
2020年に改修されて快適性がアップ
引用:https://www.hanshin.co.jp/company/press/detail/2728
2020年のシーズン前にアルプス席が改修されました。座席の幅が従来の1.5倍になりました。
これだけ幅が広くなれば快適性がアップしていると思います。これは国内野球場最大の横幅です。
この広い横幅になるのはプロ野球の場合のみです。高校野球は従来の幅に戻るみたいです。
高校野球は試合時間が2時間程度とプロ野球より短いので、「狭くてもなんとか我慢してね」って感じなのでしょうか。
ちなみに高校野球で地元から来た大応援団が陣取るのはこのアルプス席です。
もう1回この景色を見たいなあ。
甲子園アルプススタンドで
鹿実の野球部みんなを
チアリーダーとして
応援出来て最高だった!!
3年最後の夏にありがとう☺︎#第100回大会#甲子園#過去pic pic.twitter.com/UZK2ePRWuC— なゆ (@dGOgAd31mevtB3O) March 19, 2019
補足
個人的には背もたれが無くても大丈夫だと思っているのですが、年配の人、腰が悪い人はちょっと辛いかもしれません。
ちなみに背もたれは内野席ならあります。背もたれがない席はアルプス席と外野席です。
- 背もたれの無い席 アルプス席、外野席
- 背もたれのある席 内野席(アイビーシート(ブリーズシート)、SMBC、バックネット裏
この中で料金的にリーズナブルなのは、アイビーシート(ブリーズシート)です。
お尻対策と日焼け対策は必須
アルプス席で野球を観るときには、気になったことがあります。次の2点です。
- お尻が痛くなる
- 日焼け・熱中症対策
順に説明します。
お尻が痛くなる
アルプス席に座ったときに最初に気になったのはお尻のことでした。
座席が硬いプラスチック製なのです。背中や腰の痛みは大丈夫でしたが正直、お尻は痛かったです。
どの席でも椅子の素材は同じだと思うですが、背もたれがない分、お尻にかかる体重が大きくなっているように思います。
改修で座席の横幅が広くなったので、少し斜め座りになって体重のかかるポイントをズラスことができるのは助かります。
今までは足をピタッと閉じていないといけませんでしたが、少し広げることができるのもありがたいです。
お尻の対策
アルプス席に行く時には座布団を持参することをお勧めします。折りたたみ式で携帯できるタイプの座布団が多くあります。
レジャー用品や登山用品から探すと、1,000円以下でも丈夫なものが多くあります。
甲子園球場は屋外球場なのでキャンプ用品やレジャー用品が何かと便利です。雨具もコンパクトに収納できるキャンプ用品が便利です。
◎キャンパーズコレクション どこでもマルチクッション
折りたたんで小型になるタイプの座布団だと電車で球場に行くときも持ち運びが楽です。軽いので重さは気になりません。
折りたたみ式の座布団は100円ショップのレジャーコーナーにもあります。
◎キャプテンスタッグ キャンプ用品 折りたたみ椅子 チェアマット
どうしても背もたれが欲しい人用の商品。
日焼け対策
デーゲームや高校野球を観戦する時には日焼け対策は必須です。
甲子園の日差しは街中とは違います。かなり強い日差しです。海や山に出かけるつもりで対策をしたほうが良いと思います。
- 帽子
- 日焼け止め
- 汗ふきシート
帽子は必要
帽子は必ず必要です。つばが広めの麦わら帽子のような帽子が一番おすすめです。風通しも良いですし。
意外と日焼けするのは首です。帽子の後ろに日焼け予防の布が付いているようなタイプがあればベストです。
本当に首は日焼けします。
野球観戦の場合、日傘はNGです。後ろの席の人見えなくなりますし、隣の人に当たって危険です。マナー違反なので止めてください。
日焼け止め
日焼け止めも準備しておいた方が良い。海水浴に行くよりも焼けたという人もいるぐらいなので。
クールタイプの汗ふきシートがあると少しは涼しい気分になります。
熱中症対策
熱中症対策に水分補給は大切です。ビールではなく水か体液に近いもの(ボカリスエット等)を飲んでください。
体が熱く火照ってきたら、甲子園名物のかちわりやアイスノンで体を冷やしてください。むりせずに日陰に行って休みましょう。
甲子園で長年愛される「かちわり氷」。今年から新しい楽しみ方が増えました。 https://t.co/E7InF9D8IQ pic.twitter.com/eGtpxI8KDb
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) August 21, 2017
首掛け式の扇風機やサングラスもあると助かります。目も日焼けするので、サングラスがあると疲れ方が違ってきます。
飲み物をこぼさないように注意
アルプス席はベンチシートなので座席にカップホルダーがありません。飲み物をこぼしてしまう危険があります。
全アルプス席全体が階段状になっているので万が一、飲み物をこぼしてしまうと前の人の荷物を濡らしてしまう場合があります。
飲み物はペットボトルの方が安心です。
上の段の人が飲みものをこぼすと自分の荷物が濡れてしまいます。対策として上級者は大きめのビニール袋を持参しています。
自分の荷物をビニール袋に入れて足元に置いておくことで、濡れる心配はなくなります。
試合終了後はその袋にゴミを集めて捨てて帰ればマナーもバッチリです。
アルプス席の料金・見え方
アルプス席の料金はリーズナブル
アルプス席の料金は甲子園球場の中では比較的リーズナブルです。
外野席に次いで安い席になります。2020年から甲子園球場の料金は4段階のカテゴリー制になっています。
- カテゴリーⅠ 2,400円(税込)
- カテゴリーⅡ 2,600円(税込)
- カテゴリーⅢ 3,000円(税込)
- カテゴリーⅣ 3,100円(税込)
高校野球は800円です。
背もたれがある席で一番料金が近いのは内野席のアイビーシート(ブリーズシート)です。
見え方は正直、微妙かも
アルプス席からの見え方は…正直、ちょっと微妙です。
位置は内野席と外野席の中間になり、グランドを全体を斜めに観る感じになるので、けっして見やすいとは言えません。
ピッチャーの投げる球種や球筋は、ほぼ分かりません(笑)ストレートと変化球の違いがなんとなくわかる程度です。
もちろん、アルプス席から野球を観るメリットもあります。
アルプス席から観戦するメリットそれはアルプス席から近いポジションの選手の動きがよく見えることです。
- 3塁側の場合…ショート、レフトの動き
- 1塁側の場合…セカンド、ライトの動き
高校球児や草野球でこのポジションを守っている人は守備の動きをじっくり観察するのも面白い観戦方法だと思います。
右バッターと左バッターの時のポジションの違いやランナー有り、無しの時のポジションの違い。
点差、序盤、中盤、後半でのポジションの違いなどをじっくり観察してみるとかなり面白いと思います。
また、その選手の守備力や肩の強さで定位置も変わってくるはずです。すごくマニアックな視点ですが新しい発見ができるかもしれません。
アルプス席で注意すること
ホームベースからの角度的に強い当たりのファールが飛んできます。
1塁側の場合、左バッターがしっかり引っ張ったライナーの速いファールが飛んできます。3塁側の場合は右バッターの打球です。
一直線に飛んでくる打球なので、フェンスで守られない中段から上段辺りの座席の場合は特に注意が必要です。
しっかりと準備をして楽しんでください!
アルプス席は背もたれが無くてもけっこう大丈夫ですが、お尻の痛みはけっこうキツイです。デーゲームや高校野球なら日焼け対策も必須です。
事前に万全の準備をしておけば、おもいっきり野球観戦を楽しめますよ。