このような疑問にお答えします。
この記事の内容は、次のとおり。
- グリーンカーテンに使える食べられる植物がわかる
- 各植物の特徴がわかる
夏場の強烈な日差しを遮り省エネに役立つグリーンカーテンですが、やってみたいけど難しそうだと思ってなかなか手を出せないという人もいるはずです。
でも意外と簡単にできるので、今年こそ育ててみてはいかがでしょうか。
まず必ず必要になるのは土です。庭など自分の家に土がなくても大丈夫、コンクリートで舗装されていてもベランダでもプランターを用意すれば作ることができます。
あとは植える苗とそしてつるが伸びる植物を選ぶことになるので、支柱とネットも必要になります。いずれもホームセンターなどでまとめて購入できるので、苗の販売が始まった時に買い揃えることがお勧めです。
グリーンカーテン用の植物は手間もかからず丈夫に育つものがほとんどなので、初心者でもそう難しくないでしょう。
グリーンカーテンに適している食べられる植物5選
グリーンカーテンとは、建物の外壁やベランダなどに設置された緑化装置のことで、熱を遮断し、室内温度を下げたり、空気を浄化するなどの効果があります。
食べられる植物をグリーンカーテンにすることで、自然な食材を手軽に収穫することができ、健康的な生活を送ることができます。
そこで、グリーンカーテンに適している食べられる植物について説明します。
食べられるグリーンカーテン①:パッションフルーツ
パッションフルーツは、グリーンカーテンとして育てるのに適した熱帯果樹です。
グリーンカーテンとして育てる際には、つるを支える柱を立てます。柱につるを巻きつけて育てます。
パッションフルーツのつるは、成長が早いです。1年で5メートル以上伸びることもあります。そのため、栽培場所に十分なスペースが必要です。
パッションフルーツは、豊富な葉を持ち、夏季には鮮やかな紫色の花を咲かせます。
花期中は、花がたくさん咲いているため、綺麗なグリーンカーテンとなります。
パッションフルーツは実をつけることができ、果汁がたっぷりと含まれています。そのため、グリーンカーテンとして育てるだけでなく、実の収穫も楽しめます。
パッションフルーツは熱帯果樹なので、高温多湿を好みます。
適度な湿度を保つために、定期的に水やりを行う必要があります。
肥料も適度に与えることで、健康的な成長を促すことができます。
食べられるグリーンカーテン②:ゴーヤ
ゴーヤは、ビタミンCや食物繊維が豊富な野菜で、健康食品としても注目されています。
グリーンカーテンとして栽培する場合は、日当たりがよく、温暖な場所が適しています。ゴーヤの実は収穫して、食べることができます。
グリーンカーテンとして育てる際のゴーヤの特徴です。
ゴーヤは長い茎を伸ばし、蔓性の植物です。グリーンカーテンとして育てる際には、支柱やフェンスが必要です。
上手く育てることができれば、葉が大きく密生しているため、遮熱性に優れたグリーンカーテンを作ることができます。
ゴーヤは、夏から秋にかけて大量の実をつけます。実も大きな影を作ってくれます。もちろん、食べられます。
ゴーヤは、暑い気候に適応しており、高温多湿の環境でもよく育ちます。
あまり知られていませんが、ゴーヤは鮮やかな黄色の花を咲かせます。花の観賞としても楽しむことができます。
食べられるグリーンカーテン③:オカワカメ
オカワカメは、グリーンカーテンとして育てるのに適した植物のひとつです。
オカワカメは熱帯地方原産の植物で、暑さに強いため、夏のグリーンカーテンとしても適しています。
オカワカメは非常に早く成長します。1週間から10日程度で30cmほどになります。
オカワカメの茎は太く、丈夫なつる性植物であるため、茎を縄や針金に巻き付けることで、自由自在に形を作ることができます。
オカワカメは食用にもなります。茎や葉を加熱して食べることができ、ミネラルや食物繊維、ビタミンCなどの栄養素が豊富に含まれています。
食べられるグリーンカーテン④:きゅうり
きゅうりは、グリーンカーテンとしても育てられる植物のひとつです。
生育が旺盛で、短期間で多くの葉を茂らせるため、緑のカーテンを作るには適しています。
日当たりと水はけのよい場所が好みで、高温多湿な環境でも育ちやすいです。
横づる性質があるため、支柱やフェンスなどに絡ませると日陰をつくりことができます。
カーテン状に伸ばした場合でも、その下にある土壌の湿度が下がりやすくなるため、注意が必要です。
きゅうりを収穫するタイミングを逃すと、成長が止まって苦くなることがあります。成長を見ながら、定期的な収穫が必要です。
食べられるグリーンカーテン⑤:へちま
へちまは成長が早いため、すぐにグリーンカーテンとしての効果を発揮できます。
葉が大きく茂っているため、日差しを遮る効果が高いのもグリーンカーテンとしての大きなメリットです。
育てやすく、管理が比較的簡単で、初心者でも取り組みやすいです。
茎が柔らかいため、柔軟性があり、形を自由に変えることができる。収穫も楽しめるため、グリーンカーテンとしての効果と収穫の両方を楽しめます。
これらの特徴を生かして、へちまをグリーンカーテンとして育てることができます。
食用以外でグリーンカーテンに向いている植物
食べられる野菜や果物のグリーンカーテン以外にお勧めの植物と言えば、育てやすい朝顔やトケイソウもお勧めです。
朝顔は次々と美しく涼やかな花を咲かせるので、グリーン一色ではなく華やかさもプラスされます。
品種によって高く成長する物とそれほど背丈が高くならない物とがあり、窓の大きさや高さによって選ぶとよいでしょう。
トケイソウは多くの種類があり、食べられるパッションフルーツもその仲間です。熱帯の植物で色や形も様々で選ぶ楽しみもあります。
グリーンカーテンとしてはまだ珍しいほうなので、育てることで注目されご近所の話題になるかもしれません。
最近は便利な栽培キットも販売されており、プランターや土、苗と支柱とネットのほかにも肥料まで付いている物があるので、初心者ならこういったセット販売を利用すると間違いないでしょう。
まとめ
グリーンカーテンとして育てることで、日差しを遮り、室内の温度を下げたり、紫外線をカットするなどの効果があります。
さらに、収穫できる食材としても使えるため、エコロジカルで健康的なライフスタイルにもつながります。
グリーンカーテンは、視覚的な効果だけでなく、実用的な面でも魅力的な植物となっています。自宅のベランダや庭で育てて、快適な環境を作りながら、美味しい食材も手に入れてみてはいかがでしょうか。
夏の日差しが強すぎる!グリーンカーテンで日陰を作りたいなぁ…。
どうせ作るなら、食べられる植物が良いなぁ…。
どの植物なら、グリーンカーテンに最適なのかな?