こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 車中泊が危険な理由がわかる
- 安全に車中泊をするコツがわかる
- 車中泊に必要なものがわかる
いきなり知識ゼロで車中泊をするのは、危険かもしれません。
車中泊には意外と危険が多いからです。ただ、事前に何が危険なのかを知っておけば、準備ができます。
安全に車中泊をするための対策と、準備するものについて解説します。
安全に車中泊をしたい方は、ぜひ最後まで読んでください。
【要注意】意外と危険が多い車中泊
車中泊は意外と危険です。停車中の車で長時間過ごすのは、室内と大きな違いがあるからです。
車中泊をする前に、何が危険なのかを必ず確認をしてください。
車中泊の危険ポイントは、次の5つです。
- エコノミークラス症候群
- 排気ガス【停車中はエンジンを切る】
- 犯罪・不審者【ドアロックは必須】
- 気温の変化【寒さ&暑さ対策】
- 野生動物
危険な理由と対策を、順に説明します。
車中泊の危険ポイント①:エコノミークラス症候群
車中泊には、エコノミークラス症候群のリスクがあります。
長時間、同じ姿勢でいることで血流が悪くなり、血栓ができやすくなるからです。
特に寝るときの足の位置が低いと、エコノミークラス症候群のリスクが高まります。
エコノミークラス症候群の対策は、次の3点です。
- フラットにして寝る
- 傾斜のない場所に停める
- 水分をしっかり摂る
フラットにして寝る
椅子の背もたれを倒して、寝てください。できるだけフラットにすることで、血流がよくなります。
それに背もたれを倒した方が、ぐっすり深く眠れますし。
どうしても足の位置が低くなってしまう場合は、荷物などをおいて足の位置を上げてください。
エアーで膨らませるグッズを用意しておくと、快眠できます。
車中泊をするなら普通車よりも、ワンボックスカーやSUVが良いです。キャンピングカーなら最高です。
傾斜のない場所に停める
車中泊をするときは、平らな場所に車を停めてください。
斜めの場所で寝ることは、危険です。
- 足の方が下がっている → エコノミー症候群のリスク
- 頭の方が下がっている → 頭に血がのぼる
頭に血がのぼると、起きた時にめまいがすることがあります。
山の中や川辺で車中泊をするときは特に注意が必要です。一見、平らに見えても実は斜めになっている場所もあります。
車中泊をする場合、水平計のアプリを活用してください。
水平系を使えば、数値で傾きを確認できるので安心です。
水分をしっかり摂る
エコノミー症候群対策として、水分補給は必須です。血液中の水分が減ると、血栓ができやすい状態になってしまいます。
できれば、スポーツドリンクなどのミネラルを含んだ水が良いです。吸収率が高いからです。
吸収率が高い飲み物なら、トイレに行く回数も減ります。
車中泊の危険ポイント②:排気ガスに注意【エンジンは切る】
車中泊をする時は、必ずエンジンを切って寝てください。排気ガスが車内に入ると、一酸化炭素中毒の危険があります。
特に危険なのは、冬に降雪地域で車中泊をする時です。
夜間に雪が降り続くと、マフラーの出口が塞がれてしまうことがあります。
もし、エンジンがONの状態なら、排気ガスが逆流する可能性があります。すごく危険です。
エンジンONだと、近くの車にも迷惑
周辺に車中泊をしている人がいる場合、排気ガスをまき散らすのは迷惑行為です。
「停車=エンジンOFF」は、必ず守ってください。
頭痛がして、気分が悪くなった経験があります。排気ガスは本当に、注意が必要です。
エンジン音もうるさいので、エンジンは切りましょう。
車中泊の危険ポイント③:犯罪・不審者【ドアロックは必須】
車中泊では、万全の防犯対策が必要です。
注意するのは、次の3点です。
- ドアロックは必須
- 窓の目隠しをする
- スマホの電波状況を確認
ドアのロックは必須
車のドアロックは常にON。自分が車内にいる時でも。
常に隙を狙っている「悪い奴が近くにいる」と思って、行動した方が良いです。
少しの時間でも、車から離れるときは絶対にロックをしてください。
窓の目隠しをする
車の中が外から見えないように、サンシェードやタオルで窓を覆ってください。
特に女性の場合、目隠しは必須です。車中泊の時に「車の中を覗かれて怖かった」という経験をした人もいます。
明るい時間帯でも、バッグ・貴重品(財布・スマホ)は外から見える場所に置かないことで、危険を回避できます。
スマホの電波状況の確認
万が一に備えて、スマホの電波状況の確認も忘れずに。
最近は全国どこでも、電波状況が良いです。普段、電波状況を意識することが無いので、盲点になりやすいです。
地方は電波状況が悪いところもあります。特に山奥は。
念のため、電波状況の確認をしてください。充電も忘れずに。
車中泊の危険ポイント④:就寝時の寒さ&暑さ対策
就寝時の気温対策は、必須です。
車は意外とすき間が多く、空気が出入りします。車内であっても、車外と同じ気温だと考えた方が良いです。
車中泊では「寒さ&暑さ対策」をしないと、ぐっすり眠れません。
寒さ対策は、寝袋&毛布
寒い時期の車中泊には、寝袋があると便利です。自分の体温で寝袋の中が温まり、寒さを感じることなく眠れます。
さらに暖かく眠るには、「下からの冷えを防ぐ」ことがポイントになります。
毛布を下に敷いて、寝袋で寝ると寒さ対策は完璧です。
夏場の車中泊は、避けた方がベター
夏場の車中泊は、涼しい場所じゃないと無理です。避暑地の高山とか。
暑くても窓を開けて過ごすのは、防犯上NGです。エンジンを掛けたまま、エアコンを掛けっぱなしも、排気ガスのことを考えるとNGです。
どうしても夏に車中泊をするなら、ポータブル電源&冷風扇が必要です。本格的なキャンプの準備です。
こんなやつです。参考:ポータブル電源【PowerArQ】
夏場は熱中症と脱水症状にも、注意が必要です。
車中泊の危険ポイント⑤:野生動物に注意
山中や川辺で車中泊をする場合、野生動物に注意が必要です。
野生動物って、意外と多いです。普段、目にしないだけで。
食べ物の臭いや明かりで、車の近くまで寄ってくる場合があります。食べ物のゴミ袋は2重にして、臭いの漏れを防いでください。
念のために、万全の対策を。
危険な車中泊を安全に【事前の準備が必要です】
安全に車中泊をするためには、事前の準備が必要です。
最低限、必要なものをまとめました。
次の3つは必須アイテムです。必ず揃えてください。
- 寝袋&毛布
- バスタオル
- サンシェード
詳しく説明します。
安全な車中泊・必須アイテム①:寝袋&毛布
寝具は必須です。寒さ対策でも触れましたが、寝袋と毛布があるとぐっすり眠ることができます。
毛布は下に敷いて使います。下からの冷えを抑えると、暖かく寝ることができます。
安い寝袋でも充分、暖かいです。
安全な車中泊・必須アイテム②:バスタオル
バスタオルは何枚あっても良いです。いろいろ使えるので。
バスタオルを丸めると、枕として使えます。窓の目隠しにも、できます。
少し肌寒いときは、ひざ掛けの代わりになります。
温泉を見つけたら、入浴できますし。
安全な車中泊・必須アイテム③:サンシェード
寝るときの目隠しに使います。最低1枚、できれば2枚欲しいです。
サンシェードが2枚あれば、前と後ろの目隠しに使えます。
吸盤タイプの日よけは、サイドの目隠しに便利です。
車中泊にあると便利なアイテム
持っていれば、車中泊を快適に過ごせるアイテムを紹介します。
次の5点です。
- スマホ充電器(携帯バッテリー)
- ウェットティッシュ
- 水
- 帽子
- マット
水は2リットルのペットボトルで。大型スーパーで買っておくと安いです。
送料無料なら、ネット通販で買うのもアリです。
フルフラットになる車なら、マットがあるとすごく快適です。
ぐっすり眠ると疲れが取れます。
車中泊は場所選びが、大切です
安全に車中泊をするなら、場所選びが大切です。
場所選びを間違えると、快適に過ごせません。
【車中泊の場所選び】無料の車中泊スポット5選【ただし、条件ありです】を参考に場所選びをしてください。
まとめ:対策をしっかりすれば、安全に車中泊ができます
危険な部分をピックアップして書きましたが、車中泊は怖くありません。
危険な点を先に知っておけば、格段に安全になります。
もう一度、確認をしていおてください。
車中泊の危険ポイント
- エコノミークラス症候群
- 排気ガス【停車中はエンジンを切る】
- 犯罪・不審者【ドアロックは必須】
- 気温の変化【寒さ&暑さ対策】
- 野生動物
車中泊の必須アイテムと、あると便利なアイテムは次のとおりです。
車中泊の必須アイテム
- 寝袋&毛布
- バスタオル
- サンシェード
車中泊にあると便利なもの
- スマホ充電器(携帯バッテリー)
- ウェットティッシュ
- 水
- 帽子
- マット
季節選びも重要【初めての車中泊は、春か秋で】
車中泊で一番大切なのは気温です。寒くても暑くても、眠れないので。
初めての車中泊なら、夏と冬は避け、春か秋がおすすめです。
車中泊は日常では味わえない、体験ができます。
しっかり準備をして楽しんでください。
今回は、以上です。
車中泊をしたいけど、ちょっと怖い気がする…。
いろいろ危険があるって聞くし…。
安全に車中泊をするためには、どうすれば良いんだろう。必要なものがあれば、知りたい…。
とにかく、安全に車中泊をしたいなぁ…