赤ちゃんのいる部屋で殺虫剤を使うのは危険?

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赤ちゃんのいる部屋で殺虫剤を使ってもいいの?

殺虫剤には虫を死に至らせる作用がありますが、それほど強力な毒素は使われていないので、通常は人が死ぬほどの影響はないです。

しかし、これは大人に対する安全性であり、通常の使用方法の場合に限られるので、赤ちゃんのいる部屋で殺虫剤を使っても心配ないということではありません。赤ちゃんが誤って口に含んでしまった場合には非常に危険です。

また、赤ちゃんの体は未発達であるため、少量の毒素でも影響を及ぼす危険性があります。

何でも口に入れたり舐めたりすることも多いので、殺虫剤を使った後に掃除をしておかないと僅かに残留した殺虫成分を舐めてしまい、口に入ってしまう恐れがあります。そのため、使用する際には十分な注意が必要です。

赤ちゃんのアレルギーに注意

家庭用の噴射式の殺虫剤にはピレスロイドと呼ばれる化学合成成分が一般的に使われています。蚊取り線香にも使われているもので、神経を麻痺させて駆除します。

虫に即効性があり、人体や環境に優しいとされていますが、植物由来のものなので赤ちゃんの中にはアレルギーが起きてしまう場合もあるので注意が必要です。

また、殺虫剤の成分そのものではなく、ダニの死骸が影響することもあります。殺虫剤はダニを殺す効果もありますが、部屋中に死骸が残ってしまうので、それを吸いこんでアレルギーを引き起こすこともあります。

これを避けるため、殺虫剤を使った後は拭き掃除をするだけでなく、掃除機でダニの死骸を吸い取って残らないようにすると良いでしょう。

赤ちゃんのいる部屋で殺虫剤を使う場合に注意すること

赤ちゃんのいる部屋で殺虫剤を使う場合には、充分な換気を行って成分が残らないようにします。できれば使用して掃除が終わるまでは別室に移しておくと安全です。

多量に使用しないように、虫にピンポイントで噴射することも大事です。駆除する虫に合っている成分の殺虫剤を使用すれば、噴射量を抑えることができます。

ホウ酸団子は効果が高いですが、赤ちゃんが誤って触れたり食べてしまう危険性があるので使用は避けた方が良いです。部屋中に殺虫成分を充満させるようなものも適していません。

殺虫効果はありませんが、嫌う天然成分を含んでいるアロマを使うことも検討すると良いでしょう。化学合成成分が含まれていない赤ちゃん用の虫除けスプレーであれば、肌に直接付けても安心です。