スプーンを使い始めるのは何歳ぐらい?
離乳食が進んでくると、お母さんに食べさせてもらうだけではなく、自分で食べたいという気持ちを持ち始める赤ちゃんが増えてきます。
初めは手づかみ食べをする子が多いですが、大人が食べるのをみてスプーンに興味がでてきます。
その時期は個人差がありますが、手づかみ食べは月齢9か月ごろの後期、スプーンで食べたがるのは月齢12か月から18か月頃の離乳食完了期にあたる時期とされています。
上手にスプーンを使って自分で食べられるようになるのは2歳ごろですが、赤ちゃんが興味を持ったタイミングで、持たせてあげましょう。
初めは持って遊んでいるだけということも多いですが、徐々に慣れることで上手に食べることができるようになってきます。
スプーンを使う前に手づかみで食べる練習を!
手づかみ食べはスプーンを食べる前の練習にとても大切なことです。手づかみ食べを始めると汚れることも増えてしまいますが、この時期だけと見守ってあげましょう。
大人にとっては普通のことですが、食べ物に手を伸ばして掴み、口へきちんと持っていくという食べる動作は赤ちゃんにとって、とても高度なことです。
手づかみ食べを通して赤ちゃんは、食べ物には様々な温度や感触があるということを学習します。
また、一口で食べられる量や口の中の食べ物を飲み込んでから食べるという食事のペースも知っていきます。
最初のうちは熱いものを触ってしまったり、口に入れすぎてしまったりすることもありますが、危険がない限りは見守って学習させてあげるようにしてください。
スプーンを上手に使うための練習方法は?
スプーンを上手に使えるようになるまでは、練習が必要です。最初は食べられる量よりも、こぼす量が多いくらいになってしまうこともあるので、掃除が楽にできるように準備をすると良いでしょう。
まず、赤ちゃんは食べ物の上でも気にすることなく腕をおいてしまうので、腕まで覆ってくれるエプロンを着ると服を汚さずに済みます。
また、床へこぼしてしまうことも多いのでレジャーシートなど洗いやすいものや、新聞紙など使い捨てにできるものを敷くと掃除が楽です。
準備ができたら、最初はいつもと同じように食べさせてあげてお手本を見せてあげましょう。そして赤ちゃんが、持ちたがったタイミングでスプーンを渡してあげて、口に運ぶのをサポートしてください。
口まで運ぶ動作に慣れてきたら今度はサポートなしで、一人で赤ちゃんに持たせてあげます。初めは上手くできませんが、ゆっくりと赤ちゃんのペースに合わせて見守ってあげましょう。