
嘘をついた時に見る方向は?

人の目線は、無意味に動くわけではありません。縦と横二つにまず分けて考えていきましょう。上に目線が向くのが視覚イメージで、横に目線が動くのが聴覚的イメージ、それから下に目線が動くのが内覚的イメージです。
そして左右の場合左が過去で右が未来です。従って嘘をついている時にはまだ経験していないことを視覚的に想像する為右上を向く傾向があります。
実際に経験していないことを思い浮かべるため、右上に向けて嘘の話を確認して、それを話し出すのです。左上に向いていれば、本当にあったことを思い出している合図になります。
左下右下でも今現在の感覚を思い出していることを意味しますので、嘘である可能性は少ないと言えるでしょう。
嘘をついている時の表情は?
嘘をついている人の表情には、次のような特徴があります。
- 目をそらす
- 顔が緊張している
- 手や口で顔を隠す
- 瞬きが増える
順に説明します。
嘘をついている人の表情①:目をそらす
嘘をついている人は、相手の目を見ることができなくなる傾向があります。これは、嘘をついていることに対する不安や罪悪感が影響している可能性があります。
嘘のストーリーに集中しなければいけないというところから相手の目を見ないように自分の内側に向かおうとするためアイコンタクトが減ります。
ただ逆にそういった傾向を気どられないようにしようとするあまり、極度に相手に目を合わせようとしたり眉を吊り上げながら相手に挑むように威嚇的にしゃべるような場合もあります。そのような場合も嘘をついていると疑った方が良いでしょう。
嘘をついている人の表情②:顔が緊張している
嘘をつくことは、緊張感やストレスを引き起こすため、表情が硬く、口元が引きつっているように見えることがあります。
嘘をついている人の表情③:手や口で顔を隠す
嘘をつく人は、口や鼻を隠すようなジェスチャーをすることがあります。これは、嘘をつくことがバレることを心配しているためと考えられます。
嘘をついている人の表情④:瞬きが増える
嘘をつくことがストレスや不安を引き起こすため、緊張状態にさらされます。まばたきの回数も増えます。
質問に対してあまりにスピーディーに返答していたりあまりに会話のテンポやタイミングがおかしくなるのは嘘をついている場合になります。
嘘をついている時のしぐさ・行動は?
どこか落ち着きを失っていたりしたら嘘をついているということを疑いましょう。体を動かしたり手近にあったものを触ったりして嘘がばれてしまうことへの不安から何か紛らわせようとしてしまうのです。
それから髪の毛などを異常に触ったりしている時も嘘ついてる可能性が高いです。髪は脳みそに近いので、その脳みそを活発にさせようという気持ちが働くあまり手が頭の方に向いてしまうのです。
またぱっと見では少し分かりにくいですが、通常より多く汗をかくことも間違いありません。緊張や恥ずかしさ体調によって増えることは間違いないですが、明らかに目に見えるほど汗をかくということはさすがに少ないでしょう。
このような普段と異なるような仕草や行動があった時は嘘をついていると疑ってみてよいでしょう。