- 鼻たたきの効果を知りたい…
- 鼻が高くなるならやってみたいから…
- 本当に鼻を叩いても大丈夫なのか知りたい…
このような疑問にお答えします。
- 鼻たたきの真実がわかる
- 鼻たたきをやっても大丈夫なのかわかる
鼻たたきに否定的な2つの理由
最近、話題の鼻たたき。自力整形とも呼ばれ人気があります。
ネット上には実際に鼻が高くなったという意見が多くあるのですが…
個人的には「鼻たたきは止めておいたほうが良い」と思っています。
鼻たたきに対して否定的な理由は2つあります。
- 高くなる可能性が低い
- リスクが大きい
順に説明します。
鼻たたきでは鼻が高くなる可能性が低い
鼻たたきは鼻をたたくことで高くするという考え方です。
一般的に行われている鼻たたきのやり方は次のとおりです。
鼻たたきのやり方
- たたく場所 → 眉と眉の間にある少し窪んでいる所、鼻筋
- たたき方 → 硬いもの、指
- たたく回数 → 1日に400回~600回程度
鼻をたたくとなぜ高くなるのか不思議に思いますよね。
鼻たたきは刺激を受けると大きくなるという人間の体の性質を利用しているということなんです。
例えば骨折した箇所は折れる前よりも太くなります。これは「骨新生」あるいは「骨増生」と呼ばれる現象です。
鼻たたきはこの現象を利用して鼻骨を大きくするという考え方なのです。
「鼻骨は軟骨なので形が変わりやすい。」というドイツの学者の説が根拠になっています。
高須先生は完全否定
この点について高須クリニックの高須幹弥氏は否定しています。
骨新生や骨増生が起きるには鼻の骨にヒビが入るぐらいの強さで叩かないというのが理由です。
【参考】Dr.高須幹弥の美容整形講座
具体的にはハンマーでたたいたり、鼻に思いっきりパンチをするぐらいの強さが必要だとか。
ただ鼻の骨は薄いのでそれほどの大きな衝撃があれば潰れてしまいます。
- 弱くたたく → 骨新生や骨増生が起きない
- 強くたたく → 鼻が潰れる
どうやっても鼻たたきで鼻が高くなりそうにありません。
実際にボクサーや格闘家で鼻が潰れている人を見たことがあります。
潰れた鼻は低くなり横に広がってしまいます。
イメージ通りに仕上げるのは至難の技
仮に鼻が高くなるとしても綺麗に高くできるのかは別の問題です。
美容整形で鼻を高くする時ってミリ単位の調整を行っていると思います。イメージ通りの鼻に仕上げるのは高度な技術が必要でしょう。
適当な位置をたたいて1箇所だけボコッと出っ張ってしまったらどうするのでしょうか。
その出っ張りを元の状態に戻す手術が必要になるかもしれません。
鼻たたきで鼻が綺麗に高くなるとは思えません。
鼻たたきはリスクが大きい
鼻をたたくことは色素沈着や内出血のリスクがあります。
鼻の上部はちょうど顔の中心。この部分に色素沈着が起こるとすごく目立ってしまいます。
この点についても高須先生は言及されています。
色素沈着だけでなく皮膚が角質化して厚くなってしまう場合もあると。
確かに普通に考えてもある部分を何百回もたたくと色が変わったり内出血を起こすことは想像できます。
結局、悪影響の方が多すぎる
鼻たたきは鼻が高くなるどころが悪影響が多いように思います。
鼻が高くなる可能性は低いし、色素沈着や内出血のリスクがあるし。しかも痛そうだし。
鼻たたきは止めておいたほうが良いでしょう。
どうしても鼻を高くしたいなら現実的な方法が良い
本当に鼻を高くするなら美容整形が一番確実だと思います。
ただ美容整形は高額だし整形に抵抗がある人も多いと思います。
一番現実的な方法はメイクで鼻を高く見せることなのかもしれません。
どの方法を選ぶにしろ自分で判断をして、メリット&デメリットを考えて行動するようにしてくださいね。
鼻は目立つ部分です。安易な判断で取り返しのつかないことにならないように。くれぐれも慎重に検討してください。